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ワークとロールプレイで学ぶ
治療的なコミュニケーションを生み出そう!
~ システムズアプローチの勘所 ~


講師からのメッセージ

システムズアプローチは、あらゆるものごとをシステムとして捉える「ものの見方」です。「あらゆるものごと」ですから、そこには「問題」や「主訴」といった事柄も含まれます。人と人とが織りなすシステム、すなわち特定のコミュニケーションのあり方を「問題」として捉え、それまでとは異なるコミュニケーションが生じることを「問題の解消」と捉えることになります。

クライエントとセラピストとが出会うと、そこではクライエントの困りごとについてのコミュニケーションが始まります。困りごとに関するコミュニケーションが、クライエントとセラピストとの間で続くことが「問題」であり、困りごとに関するコミュニケーションが、クライエントとセラピストとの間で生じなくなることが「問題の解消」である。そんなふうに言うことができるでしょう。

クライエントとのコミュニケーションにおいてもっとも大切なことの一つは、セラピストがいかに「多様な見方ができるか」、さらに言えば、いかに「肯定的な見方ができるか」です。セラピストの肯定的な見方が、クライエントとセラピストとのコミュニケーションを変化させる原動力になるからです。また、セラピストがいかに「肯定的な見方をクライエントにアピールし、共有できるか」も重要です。

「円環性」「パンクチュエーション」「コミュニケーション公理」「リフレーミング」などをキーワードに、治療的なコミュニケーションを展開する力のブラッシュアップを目指す一日にしたいと思います。


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日  時 2017年11月5日 10時15分~17時00分  
  内  容   1.ワークと解説
 ○ 「問題をシステムとして捉える」とは?
 ○ なぜ「問題」が持続するのか(コミュニケーション公理)
 ○ 「フレーム」概念を理解する(円環性・パンクチュエーション)
 ○ セラピスト自身の「フレーム」を意識し、活用する
2.まとめのロールプレイ
※一部変更になる場合がございます
 
講  師 安江高子先生
関内カウンセリングオフィス臨床心理士。慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。(医社)けやきの森病院心理員、(医法)悠々会堀口クリニックカウンセラー、堀口カウンセリングセンターカウンセラー等を経て、2008年関内カウンセリングオフィスを開設、現在に至る。東京カウンセリングセンターカウンセラー、私立中学高等学校スクールカウンセラー等にも従事。日本ブリーフサイコセラピー学会理事。
田中 究先生
関内カウンセリングオフィス代表。臨床心理士。慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。(医社)大和会大内病院心理員、(医法)悠々会堀口クリニックカウンセラー、堀口カウンセリングセンターカウンセラー等を経て、2008年関内カウンセリングオフィスを開設、現在に至る。跡見学園女子大学、大妻女子大学、川崎市立看護短期大学非常勤講師。日本家族研究・家族療法学会認定スーパーヴァイザー、日本ブリーフサイコセラピー学会理事、日本臨床心理士会私設心理相談領域委員。
会  場 日本橋公会堂・2F(東京都中央区日本橋蛎殻町1-31-1) 地図はこちら
定  員 50名程度(振込み完了順)
参 加 費 4000円
主  催 NPO法人 日本ソリューショントーク協会
ブリーフセラピー研究会
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