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家族療法シリーズ 1
平木典子先生の「家族療法-多世代理論を学ぶ」


講師からのメッセージ

家族療法は、関係性を重視するシステム理論を基礎にしながら、家族のどの側面からアプローチするかによって学派が分かれています。

今回のシリーズ「家族療法」で私が担当する多世代理論の特徴は、家族関係を家族の発達とシステムの歴史的な側面から理解し、少なくとも3世代の関係性を中心に支援しようとするところです。

世代の異なる家族メンバーの関係を個人の心理的成長の歴史も含めて理解しようとするところは、個人療法中心に臨床活動をしている臨床家にも世代間関係を重視する日本人にもなじみやすいと思われ、私の臨床実践の中核ともなってきました。

個人療法の事例を家族関係の視点から理解するための入門としても参考になるでしょう。


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日  時 2018年2月25日 10時15分~17時00分  
  内  容   1. ボーエン(Bowen, M.)の自然システム理論の鍵概念と主要技法
 a. 理論の中核となる概念-自己分化・多世代伝達過程・三角関係
 b. 家族ライフサイクルと家族システムの発達課題
 c. 演習:ジェノグラムの描き方
2. ナージ(Boszormenyi-Nagy, I.)の文脈療法の鍵概念と主要技法
 a. 理論の中核となる概念-公平さ・忠誠心・破壊的権利付与
 b. 演習:多方向への肩入れ技法
 
講  師 平木典子先生
統合的心理療法研究所(IPI)顧問。津田塾大学学芸学部英文学科卒業、ミネソタ大学大学院カウンセリング心理学専攻修士課程修了。立教大学カウンセラー、日本女子大学人間社会学部心理学科教授、跡見学園女子大学大学院人文科学研究科臨床心理学専攻教授、東京福祉大学大学院心理学研究科教授を経て現職に至る。
<主な著書・共著>
 ○ 新版 カウンセリングの話(朝日選書)
 ○ 改訂版 アサーション・トレーニング(日本・精神技術研究所)
 ○ 改訂増補 心理臨床スーパーヴィジョン(金剛出版)
 ○ がまんをやめる勇気(海竜社)
 ○ 日本の夫婦(金子書房)
 ○ 日本の親子(金子書房)
 ○ 家族との心理臨床(垣内出版)
 ○ 家族の心理-家族への理解を深めるために(サイエンス社)
 ○ 家族を生きる-違いを乗り越えるコミュニケーション(東京大学出版会)
 ○ 文脈療法の理念と技法-ナージ理論の真髄を探る(金子書房)
会  場 日本橋公会堂・2F(東京都中央区日本橋蛎殻町1-31-1) 地図はこちら
定  員 60名程度(お申込み順)
参 加 費 4000円
主  催 NPO法人 日本ソリューショントーク協会
ブリーフセラピー研究会
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