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東豊先生の「システムズアプローチの哲学」
複数の方から「申し込んだのに返信がない」と連絡をいただいております。
原因が不明なため、御用の方は jsta.npo@gmail.com まで連絡願います。
講師からのメッセージ

システムズアプローチとは「ものの見方・考え方」であり、特定の技法群を指すものではない。万物は相互作用の中に存在するのであると捉え、相互作用の変化が物のあり方を変えると言った信念が核であり、セラピストの、それに基づいた関わりであるなら、表面的に見える姿形はなんであれ、それらはすべてシステムズアプローチと言ってよい。

言い換えれば、セラピストが対象の相互作用のどの部分に注目し、どのような仮説を立て、その相互作用を変えるために何を行ったか(介入方法)、この一連の流れをきちんと説明できることが、システムズアプローチの唯一の重要な作法であるのだ。セラピストの選んだ関与が対象の相互作用をどのように変化させうるか(変化させたか)、そのような説明の仕方こそがシステムズアプローチの真骨頂と言えよう。

相互作用はさまざまな階層で生じているが、まず注目すべきはセラピストとクライエントの間の相互作用であり(治療システム)、これは(意識するかどうかはともかく)すべての治療形態に必ず存在する。その上で、特に家族間のコミュニケーショの相互作用にも焦点を当てると「家族療法」となる。

当日は、システムズアプローチの基本的な講義を行い、その観点から、日常の臨床場面で生じる種々の現象に対する「ものの見方・考え方」および「セラピストにできる対応」について論じたい。後半はディスカッションと質疑応答が中心となるので、参加者の積極的な関与を求めたい。

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日  時 2023年1月22日( 13時00分~18時00分
内  容 (1)講義:システムズアプローチの哲学
(2)グループディスカッション
(3)質疑応答
講  師 東 豊先生
龍谷大学文学部臨床心理学科教授
<著書・共著>
 ・セラピストの技法(日本評論社)
 ・マンガでわかる家族療法(日本評論社)
 ・セラピスト入門(日本評論社)
 ・セラピスト誕生(日本評論社)
 ・家族療法の秘訣(日本評論社)
 ・リフレーミングの秘訣(日本評論社)
 ・人生の流れを変えるちょっと不思議なサイコセラピー(遠見書房)
 ・もっと臨床がうまくなりたい(遠見書房)
会  場 Zoom会議室
 ・開催日2日前に参加者にのみZoom会議室のアドレスをお伝えします
 ・パソコンかタブレット端末でのみ参加可能です(スマホはサポート対象外)
 ・「耳だけ参加」や「グループ・ワーク不参加」の方は事前にお伝えください
 ・希望者を対象にZoom初心者向けの練習会を行います
定  員 60名程度
参 加 費 3500円
主  催 NPO法人 日本ソリューショントーク協会
ブリーフセラピー研究会
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