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システムズアプローチとナラティヴ・セラピー

講師からのメッセージ

臨床のキャリア3年目からシステムズアプローチに関心を持ち、東豊氏に押しかけ弟子入りして実践を続け、早30年以上の歳月が流れました。当初はシステムの変化を意識して問題の外在化を実践していましたが「人も人間関係も問題ではない。問題が問題である」というナラティヴ・セラピーについてさらに知りたくなり、ついにはニュージーランドで1年間を過ごすことになりました。

ナラティヴ・セラピーは、クライエントに原因や責任を追及せずに敬意を表するセラピーだと言われますが、多くの専門家にとってそれは当たり前すぎることでしょう。敬意を示すつもりのないセラピストはいないでしょうから。では、なぜそのような表現をするのでしょうか。また、敬意とは何を意味するのでしょうか。どうなれば敬意を示した、となるのでしょうか。

このようなことを述べるととても道徳的でありがたいお話を想定するのかもしれませんが、私には苦手分野なのでそのようなことはありません(少しはあった方がよいのでしょうが)。どのような会話が癒しや解決につながるのかについて最近私が考えていることをこの領域と関連づけながらお話しし、皆様ともディスカッションできればと思います。

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日  時 2023年5月14日( 13時00分~18時00分
内  容 (1)講義:システムズアプローチとナラティヴ・セラピー
(2)グループディスカッション
(3)質疑応答
講  師 坂本真佐哉先生
神戸松蔭女子学院大学人間科学部心理学科教授、灘中高スクールカウンセラー。公認心理師、臨床心理士。大分市出身、児童思春期専門精神科病院、大学病院、スクールカウンセラーなどを経て現職。日本心理臨床学会理事、兵庫県児童虐待防止アドバイザー、伊丹市尼崎市教育委員会スーパーヴァイザーなどの社会活動にも携わる。
<著書・共著>
 「今日から始まるナラティヴ・セラピー」(日本評論社、2019)
 「N:ナラティヴ・セラピーがもたらすものとその眼差し」(遠見書房、2022)
 「不登校・ひきこもりに効くブリーフセラピー」(日本評論社、2016)
 「逆転の家族面接」(日本評論社、2017) 他
会  場 Zoom会議室
 ・開催日2日ほど前に参加者にのみZoom会議室のアドレスを伝えます
 ・パソコンかタブレット端末でのみ参加可能です(スマホはサポート対象外)
 ・情報開示の公平性の観点からグループワークではカメラを点けてください
 ・希望者を対象にZoom初心者向けの練習会を行います
定  員 60名程度
参 加 費 3500円
主  催 NPO法人 日本ソリューショントーク協会
ブリーフセラピー研究会
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