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システムズアプローチとオープンダイアローグ

講師からのメッセージ

近年、注目されるようになった「オープンダイアローグ」は、ミラノ派の家族療法を行っていたフィンランドの臨床心理士であるJaakko SeikkulaやBirgitta Alakareらのチームが、ノルウェーのTom Andersenのリフレクティングと呼ばれる方法を取り入れ、ミラノ派の家族療法での操作的・構造的な要素を捨て去ることから生まれた。

オープンダイアローグは、ナラティヴ・アプローチの流れの一つとも考えられ、オセアニアのナラティヴ・セラピー(White,M., Epston,D.ら)、ノルウェーのリフレクティング・プロセス(Andersen,T.)、アメリカのコラボレイティヴ・セラピー(Goolishian,H., Anderson,H.)など、社会構成主義をはじめとしたその思想的関連性は大きいと考えられる。

一方、システムズアプローチも同じく(システム論的)家族療法を出自としているが、オープンダイアローグとは大きく毛色が違って見えるだろう。

システムズアプローチとオープンダイアローグ、また大きくは家族療法やナラティヴとの異同やポイントについて、受講者にも積極的に参加いただき、対話の中で「関係性に関する臨床」を再考する機会としたい。

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日  時 2023年7月30日( 13時00分~18時00分
内  容
(1) 家族療法からSFA、ナラティヴ、オープンダイアローグまでの流れ
オープンダイアローグについて
(2) 質疑応答
(3) システムズアプローチとオープンダイアローグの異同(対談:浅井&八巻)
(4) 対談を受けての疑問や感想に関するダイアローグ
(5) 質疑応答
(6) 社会構成主義心理療法としてのナラティヴアプローチとダイアロジカルアプローチ
(7) ダイアローグ体験
(8) ダイアロジカルな質疑応答
講  師 浅井伸彦先生
一般社団法人国際心理支援協会代表理事(MEDI心理カウンセリング東京/MEDI心理カウンセリング大阪代表セラピスト)、株式会社Cutting edge代表取締役(IPSA心理学大学院予備校代表)、オープンダイアローグ国際トレーナー。主な著書・共著に、はじめての家族療法(北大路書房)、あたらしい日本の心理療法(遠見書房)、逆転の家族面接(日本評論社)。
八巻 秀先生
駒澤大学文学部心理学科教授。SYプラクティス代表。日本個人心理学会常任理事。日本ブリーフサイコセラピー学会理事。主な著書・共著に、定年後の人生を変えるアドラー心理学(講談社)、アドラー臨床心理学入門(アルテ)、スッキリわかる!アドラー心理学(ナツメ社)、ナラティヴあるいはコラボレイティヴな臨床実践をめざすセラピストのために(遠見書房)。
会  場 Zoom会議室
 ・開催日2日ほど前に参加者にのみZoom会議室のアドレスを伝えます
 ・パソコンかタブレット端末でのみ参加可能です(スマホはサポート対象外)
 ・情報開示の公平性の観点からグループワークではカメラを点けてください
定  員 60名程度
参 加 費 3500円
主  催 NPO法人 日本ソリューショントーク協会
ブリーフセラピー研究会
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