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津田真人先生の
「ポリヴェーガル理論の臨床的可能性を探る」
講師からのメッセージ

ポリヴェーガル理論は、アメリカの精神生理学者・行動神経科学者スティーヴン・ポージェスが1994年に提唱した理論で、心臓の自律神経の長年にわたる研究から、自律神経の3層構造を見い出し、従来の自律神経の見方を大きく揺るがすパラダイムシフトを引き起こした新しい自律神経の理論です。

とくにこの時代、ストレスだけでなくトラウマ、抑圧だけでなく解離、うつや不安障害の遷延化、各種の機能性の心身疾患、発達障害の顕在化等々に対し、新たな治療パラダイムが求められるなか、その有力な理論的支柱たりうる斬新な学説として世界的に注目されてきました。

講座の前半では、ポリヴェーガル理論の理論からどんな臨床的な可能性が引き出されうるかについて考察し、とくにその核をなす「安全感」と「社会的関わり」の確立の意義を深く掘り下げて考察します。

講座の後半では、この可能性がカール・ロジャーズの「共感的理解」や、とりわけミルトン・エリクソンの「リソース」を「利用」するセラピー論とよく響き合うものであること(逆にいえば、それらの心理療法の王道が、自律神経レベルで神経学的な根拠をもつこと)を明らかにし、さらにその奥行きを探ってみます。

有効な心理療法の条件を深めていくのに、少しでもお役に立てることができましたら幸いです。

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日  時 2024年10月27日( 13時00分~18時00分
内  容 ・ 講義前半(約2時間)
・ ブレイクアウトルームでディスカッション(3人一組)(約10分)
・ 全体で質疑応答(約15分)
・ 休憩(約10分)
・ 講義後半(約2時間)
・ ブレイクアウトルームでディスカッション(3人一組)(約10分)
・ 全体で質疑応答(約15分)
講  師 津田真人先生
心身社会研究所「自然堂(じねんどう)」治療室・相談室代表。公認心理師、精神保健福祉士、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師。一橋大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得後、一橋大学社会学部助手、首都圏の大学などの講師を経て、現職に至る。日本ブリーフサイコセラピー学会、日本人間性心理学会、日本ゲシュタルト療法学会、日本心身医学会、日本トラウマティック・ストレス学会、日本社会心理学会、日本社会学会など。
<著書・共著>
『わかりたいあなたのための心理学入門』(宝島社)
『ポリヴェーガル理論を読む』(星和書店)
『ポリヴェーガル理論への誘い』(星和書店)
『わが国におけるポリヴェーガル理論の臨床応用』(岩崎学術出版社)
『治療関係がセラピーを有効にする』(星和書店/近刊予定)
会  場 Zoom会議室
・ 開催日2日ほど前に参加者にのみZoom会議室のアドレスを伝えます
・ パソコンかタブレット端末でのみ参加可能です(スマホはサポート対象外)
・ ブレイクアウトルームではカメラを点けてもらえるとお互いに安心です
定  員 60名程度
参 加 費 3500円
主  催 NPO法人 日本ソリューショントーク協会
ブリーフセラピー研究会
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